山田正流(せいりゅう)です!
血の涙を流しながら相手をぶった斬る!
2話連続ブログの後編です。たぶん前編を読まないと話がわからないと思うので見てみてくださいね。
前編はこちら。
「相手のことを好きな自分が好きなひと」というのは
一般的には自己愛や自尊心が強い人間です。
自己愛や自尊心の強い人間は傷つくことをおそれるあまり
話を自分の都合よくまとめてしまうことが多々あります。
具体的には「好き」の押しつけですね。
「わたしが好きなんだからあなたも好きになって」
っていう理屈です。
コレは一見、純粋に思いのたけをぶつける美しい行動にみえなくもないのですが
オトナはやっちゃあいけません。幼稚です。高校生か。
あっ、すいませーん。この赤のチリワインのボトルくださーい(2本目)。
好きになった側となられた側には当然、感情に温度差があります。
好きになった側がどれだけその温度差をなくしていけるのかが
オトナの恋のキモだと思うのですが
「好き」の押しつけはこの肝心なトコロをすっ飛ばしてしまうのです。
コレはめんどくさがっているわけではなく
圧倒的に逃げているケースが多いように思います。
相手の感情に寄り添わずに自分の感情を押しつけて
なんとかなるといいなー。なんないかなー。
という浅ましい願望。
相手に向かってボールを投げるのではなく
ふたりの間の真上にボールを投げて
「投げた!ボール投げた!うえに!ほら投げた!なんかして!」
という無責任感。
相手のココロが欲しい欲しいといいながら自分は安全地帯から出ようとしないという
非常にアンフェアなやりかたです。
すいませーん、コレと同じやつもう一本くださーい(3本目)。
「だから、温度差がなくならないうちにそんな乱暴なことをされても相手のオトコは困惑するばかりなの。わかる?」
納得いかないカオだな?
でも反論はないな?
図星だな?
「もー、励ましてもらおうと思ったのになんでそんなキビシイこというのー?」
ごめんなさい。言い過ぎました。でもさ、コレ
オレもまったく同じなんですよ、ユーと。
いまのハナシ、そっくりそのままオレのことでもあるの。
おぼえがあるでしょう?
簡単に手に入った恋をもてあそんで
一筋縄ではいかない難しさを伴う恋は及び腰。
ソレを繰り返してきたからお互いこのありさまなんじゃないのかっ?!
勝負どころで競り負けてきたんじゃないのかっ?!
駄々をこねて欲しいものが転がりこんでくるのは幼な子だけだっ!
オトナの恋は対話と堪え忍びと相手への思いやりなんじゃないのかっ?!
ココで踏みとどまれればオトナになれるんじゃないのか?ちょっと遅いけど。
「ちょっと痛いとこ突かれたなー」
いや、オレも同レベルでココロが痛い。同じ痛みを共有している。安心してくれ。
でも、明日からちょっと視点を変えて好きな男に接してみたらどうだろう?
欲しがるだけだった女がまっすぐ逃げずに向き合ってきたら
空気が変わるかもしれないぜ。
「せ、セイリュウくん、なんかオトナだね?!」
いや、そんなイイ感じに言わないでくれ。オレも3日くらい前に気づいたばかりだ。あと年齢的には充分オトナだ。
そしてソレに気づく前にぶった斬られたばかりだ。
オレの二の舞いだけは避けてくれ。健闘を祈るぞ。
最終的には36歳女子をかなり前向きにすることに成功し、会談はお開きとなりました。
お会計は2万円でしたけどね。
それでは次こそはいろいろちゃんとしたいヤマダが木曜日もお待ちしてまーす!
今度の待ち合わせは上野か立石にしてください。オシャレなカフェとかないとこね!
このブログをみて「ちょっとヤマダのやつに会いに行ってみようかなー」と思ってくれたあなたはコレを読んでみてね!