山田正流(せいりゅう)です!
電話も悪くないね。
はじめてヤマダのブログをみてくれた方へ。ヤマダこうみえて美容師です。
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ヤマダの愛用しているギターアンプのスイッチが壊れてしまいました。接触不良ですね。スイッチをオンにしてもオンにならない状態。
エレキギターっていうのはフラメンコのギターやゆずが使っているギターみたいに本体だけでは演奏ができません。エレキギターから入力された電気信号を増幅させてスピーカーから音を出すアンプという機材が必要です。
普通は修理に出すところですが、かなり古いイギリス製のアンプなのでどこのお店からも「部品がない」とか「直せるかどうかわからないけど、いちよ分解しないとわかんないから工賃はもらう」みたいなことばかりを言われたヤマダ。じゃあいいわい、自分で直すわいとなったわけです。
症状自体は大したことありません。接触不良の古いスイッチを外して新しいスイッチに取り替えればいいだけ。ちょっとした分解作業とはんだ付けで出来ます。
問題はただひとつ。25年以上まえのスイッチが手に入るかです。
ネットで丁寧に調べていくと、どうやらネット上で購入できるサイトはないようです。
ただ、ネット販売はしていないものの法人向けのカタログをPDFファイルで載せている会社がひとつだけありました。
ポチっとできませんからココは電話です。ホームページに記載された代表番号へと電話します。
「はーい。もしもしー。いつもお世話になっておりますー」
受話器の向こうからは年配の男性のとても感じの良い声が飛んできました。
あのう、照光式のロッカースイッチが欲しいのですが個人でも譲っていただけますか?
「はい。大丈夫ですよー。ご用意できます。ひとつ500円ですが何個ご入用ですか?」
に、2個なんですが少なすぎますか?
法人向け卸会社だと小ロットの注文は門前払いにされてしまうケースも珍しくないのです。
「大丈夫なんですが、それですと品代と配送料がほとんど同じになっちゃいます。送料代引き手数料合わせて2千円超えちゃうけどお客さんこそ大丈夫? 笑」
ぜんぜん平気です。ネットを見る限り、そちらでしか手に入らないスイッチなので。
「それでしたらご注文承ります。お名前とご住所、電話番号をお願いしますねー」
ありがとうございますー。
「イギリスのアーコ社のスイッチですねー。向こうでは業務用の冷蔵庫とかマーシャルのアンプに使われてるスイッチのはず。修理ですか?」
そうなんです。マーシャルのアンプを自分で直そうと思って。
「それは素晴らしい。私も趣味でオーディオやるんでね。古いアンプは今のアンプじゃ出ない音がしますから。大切にしてあげてくださいねー」
電話で1分ほどのやりとりでしたがココロがじんわりと温かくなるような会話。
今の時代、電話注文なんて非効率なやり方なのかもしれません。システムやコンピュータに任せられる所は任せ、貴重な人材はもっとクリエイティブな仕事に投入する。当然の流れです。
しかし、今回の出来事はネットショッピングにすっかり慣れてしまったヤマダに買い物の楽しさを思い出させてくれたのでした。
品物を電話で注文したのが前日の夕方。
翌朝。
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