山田正流(せいりゅう)です!
きょうもおやすみです。明日からお待ちしてまーす!
休日の朝、コーヒー豆が切れていることに気付き、のっけからつまづいたヤマダはゴールドのダウンジャケットにカーキのチノパンというパッと見
全身黄土色
に見える冴えないカッコでコーヒー豆を買いに出掛けました。
コーヒー豆の袋を抱えて自宅へ向かっていたヤマダ
auショップの窓に貼り付けられた
に惹かれ店内へ。前から気になってたんだよね、コレ。
店内は平日の午前中のせいか静かです。お客はカウンターにいるギャルっぽいお姉さんひとりだけ。
真っ赤なヘッドホンを装着する全身黄土色。
おおー!いい音じゃんー!
しばし試聴します。
外したヘッドホンを眺めたりこねくりまわしていたヤマダの耳に突如、怒声が飛び込んできました。
「だからー!電話もかけられないんだってばー!ココ、auショップでしょ?!なんとかしてよー!」
カウンターにいるギャルのお姉さんでした。
「申し訳ありません。auショップは飽くまでiPhoneの販売代理店で故障や修理はAppleにお願いしていただくことになっているんです」
ちょっと気弱そうなお姉さんがおずおずと説明をしています。
「売るだけ売っといてあとは知らんぷりなんだ?!パスワード?!わかんないよ!それも聞いてんの!」
ギャルもスイッチが入ってしまったのか怒りが止まりません。あらゆる罵詈雑言をauショップのお姉さんに叩きつけます。
「申し訳ありません…。とにかくAppleの方へお電話を…えぐっ…ぐすん」
auショップのお姉さん泣き出してしまいました。
「だからー!iPhoneが壊れてて電話もできないんだってば!何回言ったらわかるの?!」
お姉さんの涙にもまったくひるまないギャル。攻撃の手をゆるめません。
ことを荒立てるのも何だと思ったのですが、見かねた黄土色、つい口を出してしまいました。
あのさー、お姉さん。お姉さんがそのiPhoneを買ったときにさ、契約書に「修理と故障は全てAppleのカスタマーセンターに」って書いてあるはずなの。
auの人もはじめに説明したはずだよ。でさ、お姉さんはその契約書にサインをしてるの。
auの人もはじめに説明したはずだよ。でさ、お姉さんはその契約書にサインをしてるの。
だからさ、auのお姉さんに当たってる時間があるなら銀座のアップルストアに行ったほうがいいよ。もしかしたら新浦安のクイックガレージでも見てくれるかも。どっちも行くのに30分かかんないよ。
ヤマダできるだけ、ゆっくり、柔らかく言ったつもりです。
ギャルからの反撃に身構えていたヤマダ。
ん?アレ?あれれ?
「な、なによう…えぐっ」
ギャル泣き始めちゃった。
えー!どうして?なんで?!
あやや、ど、どうしよう!
泣くauショップのお姉さん。
泣くギャル。
おろおろする黄土色。
大惨事です。
ヤマダ残念ながらこの状況を収拾する器の大きさはありません。
困り果てるヤマダ。
と、とりあえずなんか言おう!言わなきゃ!
と、とりあえずなんか言おう!言わなきゃ!
あの、お姉さん、このヘッドホンっていくら?
それでは黄土色はきょうもおやすみでーす!
ギャル、泣かせちゃってごめんね。
このブログをみて「ちょっとヤマダのやつに会いに行ってみようかなー」と思ってくれたあなたはコレを読んでみてね!