2015年5月31日日曜日

くせ毛放浪記(後編)

こんにちは!美容室クラブクラブの
山田正流です!

ついうっかり書き始めてしまった「くせ毛放浪記」後編です。


前編はこちら






こじらせ男子誕生

結局ヤマダが美容師になるまで、くせ毛をいい感じにしてくれる美容師さんに出会うことはありませんでした。

どうせいい感じにしてくれないし

ハンコで押したみたいな美容師さんのトークに対応するのも憂鬱だし

ヤマダの髪はどんどん伸びていきます。

美容室に行くのがイヤすぎて

自分で切ったり

友達に切ってもらったり

リョーコ(当時の彼女)に

「髪の毛ちゃんと切ってもらったほうがいいんじゃない?」

と言われても

いやっ!オレはもう美容室になんか行きたくないのっ!美容師なんかオシャレでスマートなだけで、ちっともオレのココロをノックしてくれないんだ!
こないだ雑誌のインタビューでベンジーも自分で髪切ってるって言ってた!だからオレも自分で切るのっ!もう美容室なんか行かないのっ!

完全なこじらせ男子の誕生です。

それから美容師になるまでの6年間。美容室に行ったのは3、4回だったと思います、

それも友人の結婚式や転職の際にしぶしぶ行く、といった感じでした。



しかし美容師になったらなったで

なりゆきとはいえ、まさか自分自身が美容師になるとは思っていませんでした。

でも、先に書いたような想いを胸に美容師になったわけじゃないんです。

若気の至りであと先考えずに会社を辞めてしまった時に

「やりたいことないなら美容師やってみない?」と誘ってもらい

渡りの船に乗っただけなんです。

そんなカッコイイ理由で美容師になったわけじゃないんです。

あれから13年

あの時の想いなどすっかり忘れたまま

いっぱしの美容師になろうと七転八倒してきました。

ええ、想い出しもしませんでした。没頭せずにできるほど美容師は甘い仕事ではありませんでしたから。



節目を越えて

13年間没頭したきたせいで

ぴちぴちだった27歳は

40のおっさんになってしまいました。

ひとつの節目といってもいい年齢になり

ただ仕事をこなすのではなく

想いを持ちながらゲストと向き合わなければ

と考えはじめてからようやく

想いを持った美容師さんに会えることのなかった遠い日の自分をおもいだしたのです。



やっとスタートラインかよ

自分のくせ毛がキライなゲストに「自分のくせ毛も悪くないなー」と思ってもらいたい。

どうしたらいいかはよくわからないんだけど、いい感じにはなりたい!

そんなゲストの想いをくみとる仕事をしていきたいです。

構成をちゃんと考えずに書き始めたら思いのほか「ヤマダわりといいヤツ」な感じに着地しましたが

酔うと記憶があいまいだし

酔うとバス停のベンチで寝ちゃうし

酔うと公園の植木に突っ込んじゃうし

そんなにいいヤツでもありません。

でも

どうしたらいいかはよくわからないけど、いい感じにはしたい!

というゲストの想いには全力で応えていきたいとおもいます。


それでは最近夜遊びをやめてすっかり早寝早起きなヤマダが日曜日もお待ちしてまーす。

ぬん。


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