山田正流です!
ヤマダは美容師の仕事をするにあたって、いくつかのこだわりというか、決めごとみたいなものがあります。
くせ毛は個性
個性を消してしまうような、いらん縮毛矯正はかけない
すきバサミで毛量を減らさない
縮毛矯正に関しては
「ヤマダさん、矯正キライなんですよねー?」
と数少ない縮毛矯正をしているヤマダのゲストに切ない表情をされて困ってしまうのですが
ヤマダ矯正を否定しているわけじゃ
ありません。
表面がフワフワかつ細かく波打っている髪質の方は、やっぱりどうしても
山下達郎みたいになっちゃうので矯正します。
数ミリ間隔で細かく縮れているまさに縮毛という方は矯正をしないとスタイルをつくれません。
ただ、ご新規で来てくれたり、ご紹介で来てくれたゲストにはけっこういらん縮毛矯正をかけられている方が少なくありません。
なんで矯正かけてるんですか?
「美容師さんに手入れが楽だから、とすすめられて」
まっすぐイコール、手入れが楽なの?
「ハネるのがイヤなんです、と話したら矯正したほうがいいと言われた」
ハネるってそんなに悪いこと?
ヤマダは首をひねっちゃうなー。
ゲストから悩みを相談されて、手も尽くさずに安易に縮毛矯正を提案。
出来上がったのは針金のかたまりみたいなヘアスタイル。
それをごまかしてボカすため、トウモロコシのヒゲみたいな毛先になる、すきバサミのカット。
矯正をすすめる前に
いいくせ毛だと思いますよー!
矯正をやめたら確かにくせ毛はちょっと気になるかもしれないけど、そんなの気にならないくらいキレイなヘアカラーができるようになるかもよ?!
ハネてもかわいいスタイルに切ればいいじゃん!
まずはゲストに自分の髪を好きになってもらうところから始めるのがまっとうなカウンセリングだと思うんですよね。
縮毛矯正は最後の手段だと思っています。
手を尽くして、それでも他に選択肢を見つけられなくなったら縮毛矯正をしましょう。
もう6年くらい前でしょうか。ヘアセットで来てくれたときのスタイルはキンキンに縮毛矯正をかけられたセミロング。ホットカーラーをぎゅうぎゅうに巻いてもカールはさっぱりつきませんでした。
4センチほど伸びた縮毛矯正をしてない根元部分。たしかにくせ毛ではありました。ちょっとだけね。
ヤマダたずねました。
どうして縮毛矯正かけてるんですか?
あごラインのシャープなボブから
肩にあたってハネちゃうような中途半端な長めボブまで。
いろいろなスタイルができるようになりました。
キンキンの矯正毛ではできなかったことです。
「こどものとき以来つくってない」
という前髪も
はじめは眉下くらいの長さでしたが
ヤマダの口車に乗ってどんどん短く。
クールな美人にちょっとしたスキと抜けをつくります。
それでは仕事以外で女性を口車に乗せるのは至難の技なヤマダが今日もお待ちしてまーす!
ぬん。
このブログをみて「ちょっとヤマダのやつに会いに行ってみようかなー」と思ってくれたあなたはコレを読んでみてね!4/16加筆。ざっくりした料金表を追加しました。