山田正流(せいりゅう)です!
ついつい自分本位。
はじめてヤマダのブログをみてくれた方へ。ヤマダこうみえて美容師です。
ヤマダが今までつくったヘアスタイルはこちらから。
ヤマダは今年の春くらいから趣味でバンドをやっています。といってもギターソロを飛ばして弾いちゃったり、メンバー全員が曲の構成をうろ覚えでフィニッシュのタイミングについて毎回もめたりするレベルのバンドなのですが、けっこう楽しくやらせてもらっています。
バンドにはヤマダのほかにもう1人ギターがいて、30才になるかならないかくらいのカナダ人の青年なのですが、まぁコヤツが連絡をしてこない。バンド練習の出欠について何度か返信を促したものの、梨のつぶてなんです。
結局、連絡がないまま先月のバンド練習に彼が顔を出すことはありませんでした。
欠席はいいんです。趣味ですしね。社会人ともなれば誰にでもいかんともし難い状況は起こりうります。しかし無断欠席はダメです。来ないのはかまわんが連絡くらいせんかいっ。
と思っていたら週末にカナディアンがお店にやって来ました。そう、彼の髪はヤマダがカットしているのです。
育った街に米軍基地の施設があり幼い頃よりアメリカ人とふれあっていたヤマダは日本人が持ちがちな欧米人に対する遠慮や気後れが一切ありません。キサマっ、どこで何してたっ!連絡くらいよこさんかいっ!ふぬーーーっ!
怒りシントーのヤマダを申し訳なさげな上目づかいで見上げるカナディアン。
「連絡しなくてごめん。実はウィルス性の肺の病気になって息をするのも苦しくて。病院にいってました」
聞けば完治に1、2ヶ月を要する呼吸器系の疾患になってしまったのだそうです。
彼の日本語はビジネスで取引先とコミュニケーションが取れるレベルですが、微に入り細に入る自らの症状を医師に説明するのはさすがに心もとなかったようです。英語が堪能な専門医をさがすのも一苦労なんですって。
なんとか病院もみつかり(シェイロカ病院って言ってたから聖路加病院ですね、たぶん)快方に向かっているとのことです。
状況がわかり彼も元気になってきたので良かったですが、それでも連絡くらいできんじゃねえの?と言いかけた刹那、ふと思ったんですよね。
自分だったら異国の地に一人で暮らしていて深刻な体調不良におちいったとき、趣味でやってるバンドのことにまで気がまわるだろうか。
ヤマダがカナダで一人で暮らしていて、息するのもしんどい呼吸器系疾患になって、必死にインターネットで日本語ができる専門医をさがすものの「ええっ、こっから500キロも離れてんの⁉️その病院っ⁉️」
てなったときに趣味でやってるバンドのことにまで気がまわるかっちゅー話ですよね。
いや、ムリ。ぜったいにムリ。
母国にいるという絶対的な安心感とアドバンテージ。それがあるから平静と安定を保っていられるんですよね。
ちょっと異国の地で暮らしている人に配慮が足りない利己的な怒りだったかなぁとヤマダしゅんとなりました。
「連絡できるときはなるべく連絡してねー」と優しく言いながら彼のカットを開始したのでした。
それでは「聖路加の看護師さんは美女ぞろいってホント⁉️」とこっそり聞いてみたヤマダはきょうはおやすみでーす。
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